受託開発・システム構築

System Development

お客様の課題に合わせたカスタムAIツールやアプリケーションを開発し、業務効率化と価値創出を実現します。

1. 社内ナレッジ検索RAGシステムの構築

「あの資料、どこだっけ?」をゼロにする、貴社専用の検索エンジン。
社内に散らばる膨大なドキュメント(PDF、Word、PPT、社内Wikiなど)をAIに読み込ませ、質問に対して「社内データを根拠に」回答させるシステムです。

機能詳細
高精度な検索

キーワードが一致しなくても、文脈(意味)で関連文書を探し出します。

根拠の提示

AIが回答を作成する際、必ず「参照元のファイルとページ数」をリンク付きで表示します。

権限管理

「役員会議事録は役員しか検索できない」といった、既存のセキュリティ権限を継承した設計が可能。

ここが安心

「AIが勝手に嘘をつくリスクを極限まで減らします。回答の根拠となるソース(引用元)が必ず表示されるため、人間がファクトチェック(裏取り)を瞬時に行える『ホワイトボックス型』のAIです。」

2. 業務特化型AIチャットボットの開発

「何でも屋」ではなく「専任のプロフェッショナル」を作る。
ChatGPTのような汎用的なものではなく、特定の業務(人事規定の回答、カスタマーサポート、技術マニュアルの解説など)に特化した専門ボットを開発します。

機能詳細
専門用語の学習

業界特有の用語や、社内略語(例:「3F会議室」=「第三予備室」など)を理解できるようチューニング。

トーン&マナー設定

「親しみやすい先輩風」や「冷静なオペレーター風」など、利用シーンに合わせたキャラクター設定。

シナリオ分岐

AIによる自由回答だけでなく、定型的な手続き(住所変更など)は確実なシナリオ(ボタン選択式)に誘導するハイブリッド型。

ここが安心

「『なんとなく答える』ではなく、業務マニュアルや過去のQAデータを正解として覚え込ませるため、新人教育ツールや、お客様への一次対応ツールとして信頼して任せられます。」

3. 画像認識・自動化システムの開発

「目視チェック」の負担をAIの目で代行する。
テキストだけでなく、画像や映像データを用いた業務効率化を実現します。

機能詳細
帳票OCR(手書き文字認識)

FAXや手書きの納品書を高精度でデジタルデータ化し、CSV等へ自動転記。

外観検査・検品

製造ラインや倉庫で、製品のキズや異物混入をカメラ映像から自動検知。

図面解析

過去の図面データから類似形状を検索したり、部品点数を自動カウントするシステム。

ここが安心

「いきなり高額なシステムを入れるのではなく、まずは小規模なPoC(検証実験)からスタートします。『本当に使い物になる精度が出るのか』を確認してから本格開発に進むため、投資が無駄になりません。」

4. 既存システムへのAI機能統合

今の使い慣れたツールはそのままに、頭脳だけを賢くする。
新しいアプリを導入するのではなく、普段使っているSlack、Teams、LINE WORKS、あるいは自社の管理画面の中に、AI機能を「部品」として組み込みます。

機能詳細
API連携

既存のSaaSやデータベースとAIを安全に接続。

UIの統合

例えば、SlackのメンションだけでAIが日報を要約してくれたり、CRM(顧客管理)画面に「次送るべきメール案」ボタンを追加したりします。

ここが安心

「『新しいツールのログインIDがまた増えた』という現場のストレスがありません。使い慣れた画面のまま機能が拡張されるため、導入初日からスムーズに利用が定着します。」

開発における「2つの約束」

私たちは単に動くコードを書くだけではありません。ユーザーの不安を取り除くため、以下の2点を最重要視しています。

① Human First な UI/UX設計

「マニュアルを読まなくても使える」を目指します。

  • エンジニア目線ではなく、現場で働く人の目線で画面を作ります。
  • 専門用語のエラーメッセージは出しません。「ページが見つかりませんでした」と優しく伝えます。
  • AIの待ち時間には、「現在、資料を検索中です…」といった進捗状況を表示し、ユーザーを不安にさせません。
  • 間違った操作をしても、すぐに元に戻せる「Undo(取り消し)」機能を重視します。
② 実運用に耐えうる「堅牢性」

「おもちゃ」ではなく「業務システム」として作ります。

  • データ保護: お客様のデータをAIモデルの学習に使わせない(オプトアウト)設定を、技術的に強制適用します。
  • エラー処理: AIのAPIがダウンした際も、業務全体が止まらないような迂回設計(フォールバック)を組み込みます。
  • 品質保証: AI特有の「ゆらぎ(回答のブレ)」を許容範囲内に収めるためのテストを繰り返し実施します。

導入までのステップ

不安なく進めていただくため、段階的なアプローチをとります。

1

ヒアリング

課題とセキュリティ基準の確認

2

要件定義

画面イメージと操作感のすり合わせ

3

プロトタイプ

最小機能で動くものを作る

4

本開発

堅牢なシステムの構築

5

導入・伴走

説明会や微調整サポート

「AIを入れたいけれど、失敗したくない」
そのお気持ちに寄り添い、貴社のシステム環境と業務フローに違和感なく溶け込む、本当に役に立つAIシステムを構築いたします。